みなさん、こんにちは。
株式会社エクセルプラン 代表取締役の荒木秀夫です。
ご所有不動産の査定をし、依頼する不動産会社と媒介契約の締結が完了しましたら、
いよいよ販売のスタートとなります。
その際、売主様がとるべき行動について今日はお話ししたいと思います。
売却するご所有不動産が、”空家” ”居住中” によって変わりますが、
それぞれお話ししますので、参考にしてください。
【空家・空部屋の場合】
特別に売主様がやることはありませんが、以下の二つの項目につきご注意ください。
〇ライフラインの電気の契約は継続しておく。
購入希望のお客様をご案内する際に、天気の良い日中は勿論ですが、
場合によっては、お客様の仕事終わりの夕方以降の時間帯にご案内という事も想定されます。
また、廊下や水回りに窓がない場合は日中でも暗くなる事となりますので、
照明の明かりは必要となります。
お部屋の照明器具をお引越の際に取り外される場合は、ご依頼の不動産会社と打合せしてみてください。
業者によっては、自前の簡易照明器具を設置してくれる業者もあります。
(弊社では、簡易照明器具の設置が可能です。)
〇万一、家具などの残置物がある場合。
残置物に関しましては、最終的にお引渡しの時には撤去しておく事となりますが、
販売スタート直後は、残したままでも大丈夫です。
しかし、大事な物や必要な物の他、書類やプライベートな個人情報が特定出来る物等は、
残さないようにしてください。
後々のトラブル回避の為に重要な事となります。
【居住中の場合】
居住中のまま販売をされる場合は、以下の三つの項目に注意が必要です。
〇連絡が取れやすい状況を作っておく。
購入希望のお客様から、内覧したい旨のお問い合わせがいつあるか分かりません。
お問い合わせがあった時に、出来るだけ速やかに内覧日のアポイント取りが出来るよう、
担当営業からの電話に出れる状態にしておく、あるいは折り返しの電話をするという事は
取るべき行動の一つです。
その後、売主様の予定も考慮し購入希望のお客様と内覧日の段取りをしますが、
10日~2週間先のアポイントとなりますと、購入希望のお客様の熱意が冷めてしまったり、
他の物件に流れてしまうケースも考えられますので、出来るだけタイムリーに対応するのが
ベストだと思います。
〇ある程度の整理整頓と掃除をしておく。
ご案内の際に、室内が ”汚い” ”臭い” の状態は致命傷です。
中古物件とはいえ、高額な買い物となる購入希望のお客様に
第一印象で好感がもてる状況を作っておくことが早期成約に結びつきます。
ただ、ご案内の申込が入る度に、整理整頓や掃除をするのは大変ですので、
売却をスタートさせたなら、日頃から心がけてその日に備えておくことが大切です。
〇ご見学のお客様とは適度な距離を保つ。
物件の良いところや拘りの箇所をアピールしたいあまり、
ご見学のお客様にベッタリくっついてしまっては、落ち着て内覧が出来ません。
また、お客様にいろいろと直接質問をしてしまう事も威圧感を与える事になりかねませんので、
避けておきたい事です。
聞かれた事に対して丁寧に返答する事で十分です。
アピールポイント等は、同席する担当営業がやってくれますし、
お客様の情報も把握し対応しますので、依頼した不動産会社・担当営業にお任せするのが良いでしょう。
以上が売却スタート時に売主様がとるべき行動となります。
信頼のおける不動産会社・担当営業に売却依頼をされた後は、概ねお任せして大丈夫かと思います。
一生懸命・全力で早期売却に向けて動いてくれるものと思います。
万一、売れ行きや行動に不安を感じたら、不動産会社を変える事も検討しましょう。
売主様のご意向と申出により、変更は可能です。