みなさん、こんにちは。
エクセルプランの荒木です。
先日、本屋さんでこんな本を見つけました。
私の中では、久々に面白い出会いでしたので、
ここで紹介したいと思います。
『未来の年表 業界大変化』
著者:河合雅司
出版:講談社
今回のタイトルが、なんだか物々しい雰囲気となりましたが、
ご容赦ください。
本の内容が、近い将来に現実に起こる事・起こりえる事が
事細かに論理的に書かれています。
どんな内容かと云いますと・・・
人口減少に伴う、各業種やビジネスの現場で起きつつある事や課題が
書いてあるのですが、本の表紙に注目すると分かりやすいと思います。
私は、この表紙に興味をそそられ手にしました。
私が携わっている業務に直結する、
住宅:30代が減って新築が売れなくなる。
について、少しだけ紹介します。
住宅の購買層は30代が多いというのは、
みなさん何となくイメージ出来ると思います。
これは、結婚等を契機として住宅の取得を考え始める人が多いという事と
この著書にも記されております。
しかし、人口減に伴う30代の減少に加え、
晩婚化の影響もあり、新築住宅の取得者は更に下落の道をたどるとあります。
ただこれは、人口減少と歩調を合わせて
住宅の需要が減っていくわけではないとも書かれています。
キーワードは、
「新築 ⇒ 中古」
どういう事かと云いますと・・・
一つの事として、
住宅ローンの返済額を考慮した際に、
住宅取得が晩婚の40代になれば、月々の返済額を抑えたいと、
新築より中古へ目が向く人が増えるとされております。
確かに、昨今ニュースで報じられている通り、
給料は上がらないが、物価は上昇の一途をたどっていますので、
住宅ローンの返済を抑える事を考えるのは当然の事と思います。
新築物件を主力としてきた住宅メーカーや不動産会社は
収益モデルの見直しを迫られるとあり、
現に誰もが知っている、大手の住宅メーカー等は、
中古住宅の部署を立ち上げ、精力的に事業展開をされている会社が多くなったと
私も感じておりました。
また、不動産業界の中古市場の活性化は、リフォーム市場の規模拡大にもつながるとあります。
私も、時代の変化に対応しながら日々の業務に勤しみたいと思います。
著書では他にも、15の業種の未来について書かれており、
更に、未来のトリセツとして人口減少に打ち克つ10の手順を示されておりますので、
興味を持たれた方は、手にしてみて下さい。
公務員:60代の自衛官が80代を守る。
なんていうのが衝撃的だと感じるのは私だけでしょうか・・・
ではまた。