みなさん、こんにちは。
株式会社エクセルプラン 代表取締役の荒木秀夫です。
先のブログにて、遺品整理の手順についてお話ししましたが、
項目別の細かい内容についてお話します。
今日は一番目のスケジュールの決め方についてです。
一般的な内容となりますが、参考にしてください。
遺品整理を始めるタイミングとしては、下記の四つに分けられると思います。
(その他のタイミングもあるかもしれませんが・・・)
①四十九日が終わった後
②ひと通りの手続きが完了した後
③葬儀の後すぐ
④相続税発生前
では、具体的にはどうかと言いますと・・・
①四十九日とは、故人の魂は死後四十九日までは現世を彷徨っていると仏教では考えられています。
四十九日法要の後であれば、親族が多く集まっている機会にもなりますので、
遺品整理の話し合いをする絶好のタイミングだといえます。
形見分けを行いやすいという点も併せて検討できます。
②ひと通りの手続きとしては、死亡届に始まり、公共料金の解約・保険金や年金の手続き等
様々な事柄が必要となります。
概ね終了するまでにも、時間(日数)がかかりますので、ひと通りの手続き後から
遺品整理をスタートさせることが考えられます。
この時、あいだを空けずに行う事も重要な事です。
③多くの遺族や親族が遠方に住んでいる場合には、葬儀後すぐのタイミングがベストと言えます。
再度集まるのはなかなか難しい事が想定されますので、このタイミングを逃すと、
長々と時間だけが経過してしまう事が多いようです。
④相続税の申告及び納税は、故人がお亡くなりになってから10ヶ月以内にしなければなりません。
この期間を過ぎてしまうと、相続税の控除が受けれない事や延滞税を課されてしまう事があります。
相続の手続きは、遺品整理から始まるといっても過言ではありませんので、大きな目安の期限と考える事が出来ます。
とは言え、ご遺族の皆様の心の整理がつかないうちには、なかなか始められない事も良く分かりますし、
精神的に落ち着いてから行わないと、思うように進まない事も想定されます。
一方では、長く時間(年月)を空けすぎると面倒に感じたり、相続税や不動産の売却で大きな損をしてしまう事も考えられますので、
いつまでに終らせるかを決める事は、大変重要な事となります。
以上が一般的なスケジュールの決め方・考え方となりますが、
各ご家庭で様々なケースがございますので、個別のご相談が望ましいかと思います。
その際には、弊社へのご相談も賜っておりますので、お気軽にご連絡下さい。
遺品整理士の立場から、適切なアドバイスをさせていただきます。