みなさん、こんにちは。
株式会社エクセルプラン 代表取締役の荒木秀夫です。
近年、ますます増え続けている高齢者のひとり暮らしですが、
どれくらいの数かご存じでしょうか?
2019年国民生活基礎調査(厚生労働省)によると、
65歳以上の人がいる世帯は約2560万世帯で、全体の49%となっており、
そのうち、ひとり暮らし世帯と夫婦世帯は全世帯の6割に上り、
65歳以上のひとり暮らし世帯は高齢者世帯の49.5%を占め、 年々増加傾向にあるとされています。
身内(子供・親・兄弟姉妹・親戚など)がいらっしゃる方ばかりでなく、
生涯独身で子供がおらず、親は既に亡くなっていて兄弟姉妹もいないような、
天涯孤独のおひとりさまの場合(同居人もおらず一人で生活している人)、
何もせず孤独死をしてしまいますと、
身近に連れ添った人がいなければ、相続手続きをしたくても、
どこに何があるか分からず、誰かが右往左往してしまう事になります。
自分の死後を託す人がいない等の不安をなくす一つの方法として、 生前整理が有効となります。
(端的な生前整理の方法は、以前のブログを参考にしていただければと思います。)
ここで言う生前整理では、生前のうちから死後の面倒な手続きを依頼できる、
『死後事務委任契約』についてご紹介します。
死後事務委任契約とは、自分の死後の通夜や葬儀・納骨・遺品整理の他、
電気・ガスの停止や入院していた病院や介護施設への費用支払いまで、 委託する契約の事です。
委任する内容や業務は人それぞれですので、 自由に自分の希望を盛り込んで、一括して任せる事が出来ます。
国家資格者などの専門家(弁護士・司法書士・税理士・行政書士など)に 依頼されるケースが一般的ではありますが、
信頼のおける個人の方でも、自由に選ぶ事も出来ます。
(受任される相手方の意向も考慮しながらとなりますが・・・)
注意しておきたいのは、財産の承継と死後事務委任は別もの、
(遺言書と死後事務委任契約は別々のもの) という事になりますので、
書類にきちんと明示する事が重要となります。
以上が身寄りがいないおひとりさまでも、出来る生前整理となりますが、
もっと詳しく知りたい方や、何かご質問などがございましたら、
何なりと弊社へご連絡下さい。 誠心誠意対応させていただきます。