みなさん、こんにちは。
エクセルプランの荒木です。
10月に入りやっと暑さが和らぎ、秋の気配を肌で感じるようになってきましたね。
これからは、いたる所の木々が赤や黄色に色づいていく事でしょう・・・
さて、今日は先日遭遇した出来事を少し綴りたいと思います。
それは、市内を車で移動中の事でした・・・
とある交差点で(幹線道路上の大きな交差点ではなく、街角にある普通の交差点で
全方向で車や歩行者が行きかっている状況下です。)
私は先頭で信号待ちをしておりました。
目の前の歩道を、70代と思しきご婦人がゆっくりゆっくりと、
覚束ない足取りで、杖等も持たず歩いておられましたが、
歩道の信号が赤に変わっても、横断歩道のまだ半分位でした。
その時です!
そのご婦人が、バランスを崩して後ろ向きに倒れられたのです。
その際、後頭部を強打され鈍くて大きな音が響き渡りました。
私は咄嗟に、出来るだけ左に寄せた自分の車を飛び出し
そのご婦人のもとへ駆け寄りました。
同じように、他3人の女性の方達も救助しようと駆けつけておられました。
私が、「救急車を呼びますね」とスマホをポケットから取り出すと同時に、
別の女性が、「今コールしてます」と既に119番に電話され、
ご婦人のそばで、意識がある・出血がある等の状況説明を始められました。
その女性の冷静で的確な対応に感心すると同時に、
駆け寄ったものの、何もすることが出来なかった自分を恥じ入るばかりでした。
(横断歩道上は危ないので、担いで移動させようと提案しましたが、
頭から出血されている事もあり、動かさない方が良いだろうとの判断で
そのままの状態で救急車の到着を待ちました。)
救急車は5~6分程度で到着しましたので、救急隊員の方へ後を託しましたし、
運良く警ら中のパトカーも通りがかりましたので、
すっかり渋滞してしまっている交差点の交通整理をしていただきました。
私はというと現場の目撃者として、その警察官に状況説明をしその現場を後にしました。
後で思い返してみると、
横断歩道をゆっくりと歩いていらっしゃるそのご婦人のもとへ
少々の渋滞などは気にすることなく、
車からおりて駆け寄り、手を携えて歩行の手助けをすれば、
このような事故にはならなかったのではないかと思ったりして、
何だか心のモヤモヤが今でも修まりきらない状態です。
どんな行動が良いとか悪いとか、正解とか不正解とかという事ではありませんが、
もっと自分に出来ることがあったのではないかと、考えさせられる出来事でした。
その後、そのご婦人がどうなったのか、今の私には知る由もありません。
どうかご無事で回復されるのを祈るばかりです。
では、また。